満腹のフェレット

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いたち(フェレット)

フェレットが突然フードを食べなくなった【食べたくない!食べ飽きた!】考えられる原因と対策

2020年6月5日

フードの切り替えが難しいと言われているフェレットですが、それについてはこれまでに何度か記事にしてきました。

が、飼い主さんが、そもそもフードを切り替えようと思うきっかけの一つである、「突然、食べ飽きる」問題については書いた事が無かったなって、この前ひょんなことから気が付きまして、今日はちょっと、そんなお話しをさせて頂こうかと思います。

この子達の「ご飯」については、本当に色々あっちこっちにとっ散らかってると言っても良いくらいに書いてきているので、お時間あります時に、サイト内検索の欄で「フード」とテキストを入力して頂けたらと思いまs…って、えっ、待って

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やだ、無理。

こんなにあったら、そりゃ、「どこを見たらいいのか分からない」ってなりますね。

いつか、ちゃんとそれなりの数にぎゅっと要点だけをまとめて『いたちのおうちの覚書』の方に載せますね、いつか…きっと…

その時に備えて、今日のお話しはなるべく短めに要点だけをぎゅっとした記事にさせて頂けたら良いなぁと思います(ダラダラなっちゃう私にそれが出来るとは思えませんが…)

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フェレットが食べたくなさそう・食べたくないって突然フードを食べなくなる原因は?

まず、一番最初にここだけは間違わないように気を付けて見てあげて欲しいのが「食べたくない」のか「食べられない」のか、その見極めです。

元気はあるのにご飯だけなぜか食べようとしないのと、なんだか元気もなくてご飯も食べようとしないのとでは、全然、違いますからね。

見ていてどうにも「食べられないんじゃないか」って、例えば「急に食が細くなった」とか「食べこぼしが気になる」そんな時に考えられる原因としてお口の中のトラブルや内臓疾患などがあるのですが、その詳細はこちらで

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※一刻を争う事態の場合もありますから、今まさに、その状態でいるなら、こんなものを読んでいないで、病院へ行く準備をしてあげて下さい!!

今日は、他に何も問題がないのに、元気なのに、なぜか「食べたがらない」そんな時の参考にして頂きたいお話しです。

フードに飽きた?元気なのにご飯だけなぜか食べなくなる原因

フェレットがフードを食べ飽きるという事は実によくある事ではあるのですが、これは同じ味・形状・ニオイのフードを食べ続けていることで、そのまま本当に単純に「食べ飽きている」とお考え頂いて良いと思います。

味に飽きているという事ももちろんあるのですが、その奥には、同じフードを食べ続けていることで体の中の栄養バランスが偏っていると錯覚を起こして、他の物が食べたいと「体」が言っていたり、その他いろいろな野生の名残で「一つのものだけを食べ続けない」とDNAにインプットされていると言われています。

肉食と言われている動物たちが、例えばネズミばっかりとか例えばウサギばっかりとか、そういう食生活ではありません。

ネズミだったりウサギだったり、時にはバッタだったり鳥だったりって、色んな物を食べる事で、お肉そのものの栄養だって違うし、その胃の内容物だって違うし、そうやって自然界の中で(なんとなくでも)栄養のバランスを取っている=色んなご飯を食べているからって遺伝子レベルで体にそう刻まれていたり、

その種の絶滅を防ぐために「一種類のものだけを食べ続けない」と自然界のそういうあれが組み込まれている、いわゆる太古からのそういう事だったりもするそうです。

これはもちろん、きちんとしたフードをあげていたら、「一種類のフードしかあげてないから栄養バランスが偏る」なんて事は、もうこれだけフードに関して色々と研究が進んでいる今では考えられない事です。

動物病院の先生も「そういう事はあんまりないと思います」と言っていました。

だから、これはさっき言ったように同じものを食べ続けているという事で「体が錯覚を起こしている」か「太古からの記憶がそうさせている」んだと思います。

これ、猫ちゃんでもよくある事らしく「いつもと同じフードを食べ続けることで不足しがちな栄養分を、別のもので補おうとする本能のため」という記述が獣医師監修という某まとめサイトにありました。

食べ飽きた時の対策

本来であれば、いきなりのフードの切り替えは難しいはずですが、上記のような単純に「食べ飽きてる」場合には意外とこんな感じでいけたりする事があります。

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お友達に少し別の種類を分けてもらったり、小分けにされているサンプル品などで別のフードを一度、試しに混ぜてみてあげて下さい。

一度(一定期間)違う種類のフードを食べることで、体が納得してまた前のフードを何事もなかったかのように食べ始めてくれると思いますし、それを機会に「これも美味しい」「これも好き」って、色々なご飯を食べられる楽しみを増やしてあげるのも良いんじゃないかなって思います。

フードにトラウマ(嫌な記憶)がついちゃった

ご飯を食べた直後に何かしらの原因で体調を崩したりしたら、「ご飯を食べたからお腹が痛くなっちゃった」って思ってしまう子はいます。

例えばそれが気圧だったり何かしら他の原因によるもので本当はそれがご飯のせいでは無かったとしても、そう思ってしまったら、しばらくはそのご飯を食べたくないと思うのは、私たちと同じです。

食中毒に似た症状に苦しんだ時、「さっき食べた生牡蠣にあたったのかも?」と思ったら、病院へ行って特定したわけではなくても、生牡蠣を食べるのが怖くなるじゃないですか?

まぁ、これはつい最近の私の実話なんですけど、生牡蠣が原因かどうかなんて分からなくても私は今は生牡蠣が怖いです。

この子達だってそれと同じなのですよ。

同じというより、もっと敏感です。

動物たちが自然界の中で体調を崩すというのはそのまま死に繋がりますから、口にいれるものに神経質になるのは当たり前の本能です。

これが、フードの切り替えが難しい要因の一つだったりもするのですけど、とにもかくにも、一度そういう思いをしたら(真相は違ったとしても)「食べたくないな」って思っちゃう事はあるのです。

嫌な記憶を消してあげるには

これも基本的には上記と同じで、「他のご飯をあげる」から始めてそこからはもう、じっくりと長期戦です。

「このご飯は怖くない」ってゆっくり教えてあげましょう。

あ、これ、下痢やお腹が痛くなっただけではなく、むせて、喉にちょっと引っかかっちゃっただけでも、その子がそれを「怖い思いをした」と覚えてしまったら同じですからね。

キャットフードをあげておられる方、シニアニョロには気を付けてあげて下さい。

キャットフードはこの子たちの口の大きさに合わせて作られているわけではないので、加齢によりアゴの力が弱くなっていたり、唾液の分泌が減ってきているシニアニョロにはちょっと食べづらくなったりします。

かみ砕いた破片でむせやすくなってきたなと思ったら、与える前に小さく砕くなどして形状を変えてあげたりすると良いかなと思います。

フードの劣化・腐敗で味がおかしくなってる

開封から時間が経ち過ぎたフードは風味が落ちていたり酸化が進んで味がおかしくなっていたりする事があります。

私たちが好んで食べる保存料いっぱいのポテトチップスだって、開封してそのままにしていたら、腐りはしなくても美味しくは無くなるじゃないですか?

あれと一緒なのですよ。

この子達だって美味しくないものは食べたくないです。

最近では、保存料を使っていない高級なカリカリご飯もあるそうですが、保存料が使用されていないご飯の保存には特に気を付けなければいけません。

時々「フードを冷蔵庫で保管している」というお話しを聞く事がありますが、保存料が入っていようがいまいが、その保管方法は全然お勧めできません。

開封したカリカリフードを冷蔵庫で保管するのはNG

カリカリご飯は多孔質といって、私たちが食べる物でいうと「おやつのカール」のように細かい穴(孔)がたくさん空いた構造で空気に触れる面積が広いです。

なので一度でも結露が生じると空気中の雑菌がその分だけつきやすく、とても腐りやすいのです。

カールがすぐシナシナに湿気りやすいのはそのためです。

ちょっとお手持ちのフードの成分表示を見てみて下さい。

その多くは「水分10%以下」となっているはずです。

これはカビが生えないように腐りにくいようにと、わざわざ、そうやって作ってくれているのです。

分かりますか?

これは逆に言うと、水分含有量がその数字を超えるとカビが生えやすくなります、腐りやすくなりますよって事ですからね。

我々では気付かないちょっとしたレベルででも結露を起こして一度でもそれ以上の水分を含んでしまったフードはそこからどんどん傷んでいきます。

匂いに敏感なこの子達は、「このご飯は傷んでいるから食べたくないです」って場合も多々ありますから、お心当たりのある方は、フードの保管方法を見直してみてあげて下さいね。

まとめ

突然、ご飯を食べなくなってしまったら、「どうしたら良いんだろう」ってすごく悩んでしまう気持ちは分かります。

まずは落ち着いて、ゆっくりと様子を見てあげて下さいね。

そこには色んな理由があったり、ただの「今は食べたくありません」って、季節的な気まぐれ(ある時期に決まって食が細くなる子がいます)もあったりしますから。

フードの保管方法に問題はなかったか、フードそのものに問題はないか、思い当たる事が何もなさそうであれば、ちょっと違うご飯を混ぜてあげてみたり、ふやかしにしてあげてみたり、あれこれと工夫してあげながらそっと様子を見ていてあげて下さい。

※ご飯を食べない(少ししか食べないような)状態が長く続くと体力が落ちてしまい、それはあまり良い事では無いので、様子見期間は長くとらないようにお気をつけ下さいね。

また、今日のこのお話しはお分かりかとは思いますが、「一例」というか、「こんな風にも考えられますよ」のうちの一部です。

「自然界のそういうあれがそれ」みたいな表現を使わない、しっかりとした獣医学根拠がある、もっとちゃんとした論文とか探せばたくさんあるかとは思いますが、とにかく、

元気がなくてご飯を食べない(食べられないのかなと感じる)ときには病気の可能性を疑ってなるべく早めに病院へ、様子見中に何か少しでも気になる事があったら様子見はやめてすぐに病院へ、元気があってもご飯を食べない状態があまりにも続くようなら、体調を崩してしまう前に病院へ、これが基本ですからね!

そしてこれはあくまでも私の個人的な考え方でしかありませんが、栄養が偏るとかそういう理由ではなく、この子達に一つでも多くの「美味しいなぁ」って思えるものを作ってあげたいと思うので、フードはいつも何種類かを混ぜてあげるようにしています。

参考:うちの子達のご飯

せっかくの食事ですから、ただ生きるために栄養を摂らせるって考えるばかりではなく、「美味しいね」って食事の時間も楽しい時間にしてあげられたら良いなって私は思うんです。

健やかなニョロニョロ生活を☆彡

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